「ゆでガエル現象」とは
仕事をしていると、耳にする「ゆでガエル現象」という言葉。
いきなり熱湯にカエルを入ると逃げるだすけれど、
水の中にカエルをいれてから、熱湯にシフトした時、
ほどよい温かさの心地よさから抜けられず、熱湯時には逃げる気力を失い死んでしまう。
実際には、熱湯にカエルをいれると死に至り、水から温度をあげられたカエルは飛び出すらしいです。
しかし、この理論が広く知れ渡る背景は日々日常に思い当たる節が多くあるからなのです。
「どうして、書類1つ通すのにこんなにハンコを押す必要がある?」
「どうして、この時期になるとムダな工事をする?」
「どうして、学校はこんなにプリントを配布する?」
「どうして、日本はいつまでたっても大胆な施策をうてない?」
あらゆる、「どうして?」の理由をあげることで、
「ゆでガエル現象」による理由がいくつかピックアップされるのがわかります。
今までそうしてきたことで問題がなかったから。
今の仕組みを考慮したら、このやり方がベストだから。
新しいことを採用することで、ついてこれない人を配慮すべき。
新しい仕組みにより、リスクを伴う。
この様な理由で変化できずに足踏みをしているのではないでしょうか?
しかし、世の中はかなりのスピードで変化しているのです。
気付いたときにはもう遅い…
ゆでガエル世代とは?
日経ビジネスは2016年に50代を「ゆでガエル世代」と命名したそうです。
50代はバブル期を経験した最後の世代。
既に引退できた第一次ベビーブーム世代を見て、
自分たちも同じ様にこのまま引退できれば…と思っている人が多いとされています。
日本では、製造業や卸売・小売等を職にしている人の多さについての記事を書きました。
今、ただ良いものを作ればいい、売ればいい…が通用しない世の中にシフトしています。
あなたの会社は大丈夫?
シャープや東芝、三越やダイエー等の異常事態は、
いつあなたにふりかかってもおかしくないのです。
もし、あなたの会社の上層部は50代以上が占めており、
外部変化に鈍感な経営をしているのならば要注意です。
外部変化に鈍感な50代は「ゆでガエル世代」
そして、
30代、40代のあなたは「ゆでガエル世代」に人生を委ねているのです。
今、まさに起きている変化
今、経営資源としてヒト・モノ・カネ「+情報」と言われています。
過去、大きな変化として
農業革命・産業革命が社会構造にまで影響を与えました。
「情報」がもたらしている変化から、
いずれ、農業革命や産業革命、そして「情報革命」が同一次元として並ぶでしょう。
事実「情報革命」はグローバル化や電子マネー等、
明らかに社会構造に影響を与えるレベルの変化をもたらしています。
さらにはワークシフトで提示されているように、働き方も変化していくのです。
それでも、あなたは世の中の変化についていかなければならない
どうしてもサラリーマンとして働くことにより、
自分の力だけではどうにもならないことも多々あります。
会社はあなたの人生を会社は保証してくれません。
あなたが判断し、自分の人生に対して責任を持たなくてはなりません。
あなたがこれからの人生において、
今持てる選択肢を考えなければならないのです。
今勤める会社の上層部となる、転職する、起業する。
「これらの選択肢を持つためには、もう少し勉強する時間が…」
35歳を超えているのであれば、
この考えはすでに「ゆでガエル現象」によるものかもしれません。
外部環境の変化を受け止めるためには、
その変化に飛び込まなければ実感することはできません。
今の会社の上層部となる(出世したい)のであれば、
あなたのポジションの1歩2歩上のポジションの視点で考え行動をおすすめします。
転職を選択肢として考慮するのならば、
転職エージェントと接触するところから即スタートすることをおすすめします。
起業を選択肢として考慮するのならば、
起業時期を明確にして準備をスタートさせることをおすすめします。
あなたが「ゆでガエル」にならないために…