「センスがあるね!」と言われたら嬉しくないですか?
40代サラリーマンの”ひら”は嬉しいです。笑
どうすればセンスがある状態を作れるのでしょうか?
まずはセンスと才能が混同されがちなので、
センスとは?才能とは?を紐解きます。
センスと才能の違い
まず最初に”センス”の意味を引用します。
センスとは
「物事の微妙な変化を感じ取る能力・判断力、またはその才能」という意味を持っています。
引用元:意味解説ノート
「変化を感じ取る能力・判断力」つまり「結果」が伴っている状態。
次に、”才能”の意味を引用します。
物事を巧みになしうる生まれつきの能力。才知の働き。「音楽の才能に恵まれる」「才能を伸ばす」「豊かな才能がある」「才能教育」
引用元:コトバンク
「才能」は「生まれつき」とあります。
「生まれつき」は”センス”と異なるポイントになります。
よって、センスは「生まれつき」ではないとなると、
「チャレンジし続けた(努力した)結果」となります。
例えば、子供が直ぐに習得する様子をみて、
「センスがある」ではなく「才能がある」が使い方としては正しい使い方になりますね。
ここで、疑問となるのが、
子供は興味関心がはっきりしています。
何がそうさせているのでしょう?
そもそも子供が興味関心を持つ理由は何なのでしょうか?
もちろん、周りの影響等で興味関心が促されることはあると思います。
僕の子供の友達の多くはバスケに興味を持ちバスケ部に入りました。
ですが、僕の子供はテニスを選びました。友達は誰もいません。
僕は確かにテニス部でしたが、今はテニスをしていません。テニスの会話もしていません。
子供に「なぜテニスがよかった?」と聞くと
「楽しかったから」と。
「何が」楽しいと思わせたのか?
友達がいっぱいいるバスケの方が楽しいのではないかと思います。
興味関心が今後のセンスが得られる、「きっかけ」を促す…
つまり
生まれ持った興味関心…これは”才能”のひとつと言えます。
もうひとつ僕自身の例を取り上げてみます。
会社の同期は語学に強い関心を持っており、習得が明らかに早い!
一方、僕は話せればいいな…とは思うも、習得が遅い…
そして、
同期にとっての語学の勉強は「苦」ではないのです。
僕は語学に関心あるけれど、苦に感じること多々あります…
なぜこの様な差が出してしまうのでしょうか?
フロー状態とは?
あなたは「あれ?もうこんな時間!?」と感じる時は何をしている時ですか?
例えば、ゴルフの練習、麻雀やゲームをしている時。
自身の企画を通したいときに企画書を書いている時。
あれ?もうこんな時間?と思うときありませんか?
この様な状態をフローと言います。
フロー (英: Flow) とは、人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、精神的な状態をいう。ゾーン、ピークエクスペリエンス、無我の境地、忘我状態とも呼ばれる。
引用元:Wikiペディア
僕が過去にフライフィッシングをやっていた時、
大自然の中で、ウェーダーを履いて川の中に入り魚を探し求めている時、
フロー状態はもちろん、川の流れる音が耳の中で大音量となりうるさくも感じる境地。
あの感覚はとても心地の良い状態でした。
どうしてそこまで夢中になれるの?
と聞かれても、「楽しいから!」としか答えられません。
様々な釣りがある中、僕はあえてフライフィッシングを選んだ理由はなにか?
疑似餌(ルアー、毛鉤)の釣りが楽しいし、
自分で作った毛鉤で釣るのが楽しい、そしてなんかオシャレ 笑
これらは僕の中で理由のわからない興味関心がそうさせているのです。
そして、釣りにゲーム性を求めています。
潮の流れや水温、ポイントの特性を考慮して仮説をたて釣れた時の喜び。
人によっては、そんなの面倒くさいって思うわけですよね。
僕はフライフィッシングに求められるいくつかの能力を持ち合わせていた。
例えば、集中力、勝負意識、器用さ、仮説力、達成意識等。
誰もが持ってそうな能力ですが、
そのいくつかの能力と興味関心が加わった状態が才能がある状態
と考えられます。
もちろん相対的な才能の話ではないです。
本当に誰もが才能があると認める状態は、
いくかのずば抜けた能力を持っているのではないかと思います。
センスが良いといわれる状態
人によってはチャレンジを「努力」と捉えるかもしれませんが、
本人は夢中になりフロー状態を繰り返しているのです。
確かに興味関心があまりなくとも、必要なスキルを獲得するために
チャレンジ(努力)する事もありますが、
生まれ持った能力次第でフロー状態が得られるので、
習得スピードが大いに異なります。
もちろん、能力を高めることは出来ると思います(信じたいです)。
僕の知り合いに「約款」を読むのが好きという人がいます。
読みづらい契約書を読み続けられる集中力、
自身の理解出来ない言葉や意味を理解する好奇心、
契約書の内容の背景を考え紐解けた時の達成感。
さしずめこの様な理由からでしょうか?
この様に
興味関心を含めて、生まれ持った「いくつかの能力」の組み合わせが
多ければ多いアクティビティほど、努力というよりはチャレンジする事により結果となり
結果次第ではセンスに繋がるのです。
フロー状態が得られる仕事をしていますか?
あなたが過去にフロー状態が得られたいくつかのアクティビティを振り返り、
なぜフロー状態となったのか? そのアクティビティに求められる能力を分解し、
共通項を見出してみてはどうでしょうか?
そこにあなたが「センスが良い」と言われる結果に繋げられるヒントがあるはずです。
もしセンスが良いと言われたことがなくても、結果を導けるヒントが見つかるかもしれません。
自己分析は結構な労力が求められるので、ブレーンストーミングで
まずは、思いつくままで単語を吐き出してから整理してみると良いと思います。
これらはマインドマップの手法はかなり有効です。
あなたは今の仕事でフロー状態が得られることはありますか?
ワークシフトにも記載されていますが、今後下記が求められます。
リンダ・グラットン著
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
・専門技能を高め、世界中の競合と差別化する。
・70歳以上まで働くことを想定し、情緒的に働ける仕事をする。
あなたが仕事でフロー状態が得られる状態が少ないのでしたら、
場合によっては転職により、あなたがより夢中になれる仕事ができるかもしれません。
以下の記事も参考にしてみて下さい。
40代は人生の折り返し地点です。
是非、あなたの才能を活かした後半戦にシフトしてみませんか?
40代の転職「活動」は有効なひとつ手段です。
最後までお読み下さりありがとうございました。