ワークシフトの考え方、どうやって今に反映させる?

ワーク・シフトにおける主張

 

こんにちは。40代サラリーマンの”ひら”です。

ワーク・シフトに前回に触れましたが、

 

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目次 1 通勤時間で年間どれだけの事ができる?2 目的なくして通勤時間の有効利用は難しい。3 理想的な?通勤時間の過ごし…

改めて、
ワーク・シフトの考え方をまとめてみます。

 


リンダ・グラットン著
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

 

ワーク・シフトでは
「この10年で働き方を変える必要」があるとされています。

 

その理由は、次の5つの要素が進歩・変化するからです。

①テクノロジーが進化
②グローバル化の進展
③人口構成の変化と長寿化
④社会の変化
⑤エネルギー・環境問題の深刻化

これらに伴い仕事観も変わっていく。

 

例えば、
2000年以降に生まれる子供の半分以上が100歳以上生きると予測。
年金制度では支えきれなくなり、多くの人が70歳を過ぎても働く時代になっていく。

こうなると現役を退くまで
一つの会社で勤め上げるといった職業人生は成り立たない。

 

例えば、
世界の50億人がインターネットで結びつき、
力を合わせて難しい問題に取り組む時代がやってくる可能性もある。

 

よって、以下3点に注目しなければならない。

・専門技能を高め、世界中の競合と差別化する。
70歳以上まで働くことを想定し、情緒的に働ける仕事をする。
・お金ではなく“共有”を求める生き方。

 

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ワーク・シフトの考え方を”車の在り方”から考えてみる


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つの要素の進歩・変化について、落とし込んでみます。
今回は③の人口構成の変化と長寿化をピックアップしてみます。

例えば車。

人口増加と経済成長は相関関係。
経済が豊かになることで、車の出荷台数は増加します。
車が増えれば、エネルギーの消費量が増えます。

現在の世界のエネルギーの50%以上が火力発電に頼っています。


よって、環境問題の深刻化にも繋がることになります。

人口増加 → 経済成長 → エネルギー消費量UP → 環境問題化

 

環境やエネルギー問題はニーズというよりはウォンツ。

 

環境やエネルギー問題の意識は、それらの深刻化と比較して追いつけない。
なので、規制でコントロールしようとしています。

規制に対処する解決策が必要となるので、テクノロジーを進化させる必要性が出てきます。

最近ですと車のEV化が進んでいますが、その電気はどこから供給される?

実は、ガソリンを使わないことが環境対策というよりは、
EV化に伴うエンジンを積まなくて良い分、
軽量化を促進できる事でエネルギーの節減となります。

あらゆる部材の軽量化がニーズであると考えられる。
つまり、ガソリン車とは異なるニーズへの開発が必要になります。

 

例えば
ボーイング787に使われていることで軽量化を図った炭素繊維。
実はリサイクル課題を抱えており、長期間使う飛行機やバス等には有効ですが、
自動車には不向きであると言えます。

炭素繊維は車においては、エネルギー課題の対策にはなっていないのです。(※)
ならばその代替材料が潜在ニーズとなる。

 

企業単位ではありますが、長期戦略が描けますよね

 

(※) 参照


小宮山宏著「低炭素社会」 

僕は小宮山宏先生の講演を拝聴させてもらったときからファンです。
非常にわかりやすい言葉で説明してくださります。
環境については、この「低炭素社会」は入門としておすすめします!

 

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長期戦略こそPEST分析から

 

ワーク・シフトにおける5つの要素はPEST分析に通じてきます。


PEST
分析は外部環境分析で用いる戦略手法です。

■Politics
・法律、法改正、判例、規制緩和
・条約
・税制
・政治、政権体制などの動向
・公的補助、判例・規制緩和、助成

■Economic
・景気動向
・賃金動向
・株価、為替、金利
・物価、消費動向
・経済成長率
・消費動向

■Social
・人口、人口構成、密度
・社会インフラ
・流行、世論、事件
・高齢化、少子化
・言語、教育、宗教

■Technological
・インフラ
・ビッグデータ
ITIoT技術
・新技術、開発
・特許
・イノベーション

以上の4つの項目より、
今後何が求められ、何が脅威となるか?を分析します。

 

SWOT戦略はマーケティングに関わった方ですと必ず通ると思います。
外部環境の部分にPEST分析がハマりますね。

 

あなたが描いた外部環境の分析はPEST分析要素はありますか?

 

つまりマクロ視点という意味です。
ミクロ視点で市場分析、競合分析はなされていると思います。

ここ最近は長期戦略を描くことが難しいとされています。

改めてPEST分析での視点を考慮してみると、
大きな方向性が得られそうな気がしませんか?

例えば、過去の記事における価値観の変化について。

 

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目次 1 シェアハウスとは?2 モノの価値の変革が起きている。3 シェアビジネスの種の見つけ方4 究極のシェアビジネス …

 

これはPEST視点からの具体的なニーズを見出した例のひとつになります。

 

マクロ視点であるワーク・シフトの5つの要素やPEST分析から、
自分の関心あるテーマ…ミクロ視点に落とし込んでみることで、
自身のワーク・シフトのヒントが見つけられそうな気がしませんか?

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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