日本メーカーを凌駕する中国メーカーの強さ
こんにちは。40代サラリーマンの”ひら”です。
このブログを立ち上げる際に考えていたテーマのひとつが、
中華ガジェットのレビューです。
made in chinaではなく、中国ブランド製品のレビューです。
「日本製品が1番でしょ?」と思う方は多いかもしれません。
しかし、Amazonでエレクトロニクス製品を検索すれば、
中国製品の性能やデザインは驚くほどの向上しているのがわかります。
「パクリでしょ?」
10年前はその様な解釈もありだったかもしれません。
もしパクリだとして、例えばスマートフォンを例に、
IC Insights社のリサーチに基づいて、メーカーの国別に塗り分けしました。
2016年度の世界における各社スマートフォンの出荷台数ランキング。
すると、スマートフォンは50%近くが中国メーカーが占めているのがわかります。
「パクリ」で片付けられない状況だと思います。
そして・・・日本メーカーの姿は見当たりません・・・
確かに、上位機種〜下位機種迄を含めた出荷台数であり、下位機種を多くリリースしているとは言え、中国メーカーの力強さは認めざるを得ないデータです。
上位機種であるHUAWEI P20proをピックアップしました。
https://consumer.huawei.com/jp/phones/p20-pro/
どうですか?
僕は中国製品の力強さに驚かされるばかりです。
Huaweiにおいてはカメラの性能はもしかしたら1番?とも思ってしまいます。
Huaweiは性能追求だけでなく、ブランド力を確実につけてきています。
まだまだパクリを否めない製品も多いですが、
「見た目」だけでなく「機能」が追いつき、
付加価値をも付与されたモデルを作れる実力がついてきています。
しかも、コストも安い。
興味もたずにいれません!笑
なぜスマホは似たようなデザインなのか?
中国メーカーがここまで力をつけてきた理由…
PCやスマートフォンにおいては、日本ブランドの勢いはすっかりなくなり、
性能や外観共に特徴をうたえていない状態なのは否めません。
日本に限った話ではなく、全国共通といっても過言ではありません。
過去にノートPC業界にSONYが参入。
VAIO 505シリーズがリリースされた際、コンパクトに纏め上げた薄紫色のデザインは衝撃的でした。
20年前の話。
価格は当時30万円程度とかなりの高価なものでした。
月日が経ち、昨今ではノートPCは様々なブランドからリリースされるも、
部材を組み立てているに過ぎず、性能差=コストとなり、
外観での差別化をはかるしかない状態となりました。
しかし、ノートPCのトレンドはより薄く、軽く…を追求することで、
外観の差別化も困難になりました。
2010年代にはいってからは消費者の関心は、
ノートPCからスマートフォンへシフトしました。
2008年にiPhone 3Gがリリースされ、あっという間にスマートフォンが普及しはじめます。
当時、PCが1家に1台とも言われている状況になった大きな因子は、
通信環境が整ってきたことにより、簡単に情報を入手できる、簡単にメールが送れると言った、インターネットの普及が大きく貢献したと言って過言ではないです。
しかしPCのサイズ感や起動の遅さ等と比較して、
スマートフォンはボタン1つで即起動し、簡単に情報を入手でき、連絡がとりあえるデバイスとして、そのサイズ感から、手元にあるデバイスとして人々の生活に馴染んでいきます。
そのスマートフォンもノートPCと同様に、
よりディスプレイを大きく狭額縁化がトレンドとなり、
使用者が最も目にするディスプレイ部は差別化が困難になります。
裏面や側面にデザインを施すにも、PC同様に薄く、軽く(バッテリー課題はある)は
同様のトレンドであり、さらにはガラスが割れるリスクも大きいことからカバーをつけている人が多く…
背面含めてスマートフォンのデザインの差別化はほぼ困難となりました。
中国企業成長の理由
先行していた、日本や欧米メーカーがエレクトロニクス製品を開発する上で、
部材は必ず自社製品のものを使うわけではなく(作れない部材も当然ある)
結果的には、
部材専業メーカーが性能もコストも優位となり、メーカーは組み立て状態。
言ってしまえば、各社、共通部材を使って組み立てている。
その組み立てをどこでやるのか?最も利益がとりにくい組み立ては中国へ。
つまり…いつでも中国メーカーは、部材メーカーから材料を入手。
組み立ては自分たちでできる。後は設計する力をつけるだけ。
そこは、マネをして学び…今日に至ります。
昨今のエレクトロニクス業界の特徴でもある
「規模の経済」が絶対的な状況下、
中国は圧倒的な資本力で、スマートフォン市場におけるシェアを獲得していったのです。
差別化可能なエレクトロニクス製品とは?
差別化できる製品とはどういうものか?
・性能差が示せる。
・趣向性に訴えられるもの。
つまり、
製品として発展の可能性があるもの、
付加価値要素が強くスタンダードになっていないもの。
これらをターゲットとします。
今回は、語りすぎてしまいました。次回から、実際に触ってレビューしていきたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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