こんにちは、40代サラリーマンの”ひら”です。
ヒト·モノ·カネの前提に位置する「情報」
これからの時代における経営資源は、「ヒト·モノ·カネ+情報」。
あなたの会社はIT社会においていかれていませんか?
情報を受ける側は、
企業であるならば「営業」を軸とした情報だけでは不十分です。
IT社会による変化…例えばライフスタイルが大きく変化しているのと同様に、
企業としても、ITとどう付き合っていくのか?を真剣に向き合うことが求められます。
様々な情報を入手した上で、
ヒト·モノ·カネの効果的な運用やリスクを回避させなければなりません。
情報発信する側は、
インターネットの普及にて発信することはより身近となりましたが、それは周りも同様の環境です。
しかし、今迄の発信における常識がIT化により大きく変化しています。
そこに企業(個人)は気づかなければなりません。
メディアの力の分散化に伴う、ブランディング戦略の重要性
発信は、インターネット普及前の限定された(資金力のある)企業のみが、
TV CMや新聞等、圧倒的に強いメディアでの発信できるものでした。
しかし、
インターネットの普及により、TVやCMが圧倒的に強いメディアではなくなりつつあります。
さらには、誰でも簡単にインターネットで発信できる社会となった事で、
必ずしも「規模の経済」が圧倒的優位という社会ではなくなりました。
自社製品をプレスリリースするにしても、あまりにも多くの情報が発信される今、
メディアの力も分散化した為、届けたい人に届きにくくなってきています。
少しでも多くの人に情報を届けるための工夫がより難しくなってきています。
その工夫の仕方に、会社や製品、サービスの色が出ます。
その色がブランディングへと繋がります。
ブランディング(英: branding)とは、ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく、企業と組織のマーケティング戦略の1つ。ブランドとして認知されていないものをブランドに育て上げる、あるいはブランド構成要素を強化し、活性·維持管理していくこと。また、その手法。ここでいうブランドとは高級消費財に限らず、その対象としては、商品やサービス、それらを供給する企業や団体のほか、人物·建築物·史跡·地域 ·祭事など、あらゆるものが該当する。
引用元:Wikiペディア
ブランディング戦略は、
製品やサービスを気に入ってもらう体験を繰り返すことで成功に繋がります。
それだではありません。発信も必要になります。
例えば、CMで見ても、Appleらしいな…とか、マクドナルドで起用される人に共通点がある…とか。
受け手はこの色で会社や製品、サービスのイメージを形成していきます。
このイメージの形成こそがブランディング戦略として重要になります。
ファン化の重要性
受け手が会社や製品、サービスのイメージができ、そこに共感できれば、
より「ファン化」へ近づいていきます。
そういう意味ですでにファンを持つ有名人の起用は容易な手法ですね。
ただし、有名人を起用する費用対効果はメディアの力の分散化により薄れつつあります。
よって、
短期的な効果だけでなく、長期的な効果も期待した発信を考慮する必要性が生まれます。
届けたいターゲットに絞った情報だけでなく、
潜在的に期待させる何か?も併せて届け、ワクワクする、安心感がある等、
人の心を動かすことを繰り返すことで、「ファン」を作ることが、
これから先はより重要となります。
ファン(英: fan)は、特定の人物や事象に対する支持者や愛好者のこと。「熱狂的な」を意味するファナティック(英: fanatic)[1]の略。対義語で、特定の人物や事象に対する嫌悪者は「ヘイター」(英: hater)という。
引用元:Wikiペディア
ブランディングはファンを作る為の手法。
ファンを獲得することで、その会社や製品、サービスは優先的に選んでもらえる状態が作りやすくなる。
ファンを獲得する為に最も重要なこと
あなたは、製品やサービスを売るために必要とされるのは何だと思いますか?
「すばらしい製品やサービスを作り上げること。」
そうすれば必然と製品やサービスは売れ、さらにファンも獲得できる。
もしこの様な回答だとすれば、マーケティングを軽視しています。
過去の記事で昨今のエレクトロニクス製品についての状態を記載しました。
とても差別化が難しくなってきている中で、
少し抜きん出た技術やサービスが有効と思えますか?
なぜ、
・日本企業がスマートフォン市場でシェア1%も確保できないのでしょうか?
・サムスンは日本企業よりも技術力等が優れていたのでしょうか?
・小米(中国の新興企業)が世界シェア5位に位置づける程の力を持てたのでしょうか?
もうわかりますよね…マーケティングです。
日本企業はマーケティングよりも圧倒的に技術に力を注ぎます。
日本の技術なしではiPhoneは誕生しませんでした。日本人として誇らしいことです。
ただ、その技術をもって、
なぜ日本メーカーのスマートフォンは世界で大きなシェアを獲得できないのか?
不思議ではありませんか?
マーケティングの欠如にほかなりません。
「AppleのCMってなんか雰囲気よくないですか?」
Appleは常にイメージに訴えかけているCM作りなのです。
そして、常にデザインを意識してきたものづくりをしてきていました。
イメージやデザインは「人の感覚」に訴えかけるもの。
結果、通信機器をiPhoneでデビューしたAppleが成功した理由は
「人の感覚」を最優先させたものづくりとイメージ戦略によるものです。
つまり、
ファンを獲得するためには「イメージ」の発信が重要
イメージ戦略=ブランディング戦略へと繋がります。
あなたの会社は「発信」してますか?
最後までお読みくださり、ありがとうございました。