中途採用募集理由
転職活動をする上で中途採用をする理由は知りたくないですか？
ましてや、40代の転職となると、大抵が「欠員」と想定されますが、
なぜ「欠員」がでたのか？
中途採用募集理由の1番の理由はなんでしょうか？
en人事のミカタ「「人事担当者が考えるべき、旬のテーマを調査！」のリサーチ結果から、
1番の中途採用募集理由は「業務量増加のため」
次に「欠員が出たため」となっています。
ここで考えなければならないのは、これらの募集理由の背景です。
中途募集の理由の背景を知っておく事は、
あなたの転職の成功可否に関わることでもあります。
「なぜ、業務量が増加したのか？」
「なぜ、欠員が出たのか？」
この理由は転職エージェントのキャリアアドバイザー、
もしくは面接時における逆質問時に確認をしてください。
30代、40代の転職となると、 既に10年以上のサラリーマンとしての経験を積んでいる状態となります。 その様な状況下で、…
業務量が増えて仕事が回らない
年々、業務量が増えてきていると感じませんか？
業績の向上に伴い、業務量が増えるのは自然です。
しかし、問題なのは
業績が横這いもしくは下降しているのに、業績量が増えている状態です。
何故そのような状態になってしまうのか？
様々の理由が考えられますが、
外部環境の変化
･ビジネス環境の変化（グローバル化等）
･コンプライアンスやセキュリティ対策
既存マーケットの縮小
･売上の少ない新規マーケットと既存業務の関連性が少ない
これらの理由からも業績が上がっていないのに業務量が増えてしまっているのです。
つまり、業務効率化をしなければ利益が減ることを意味します。
外部環境の変化が起こる＝業務効率化を進める
これらをセットで考えなければ利益体質は得られないのです。
業務効率化は仕事のスピードを上げる等の小手先レベルではなく、
外部環境の変化のスピードと同様に業務効率化もITを導入する等、促進しなければなりません。
これができなければ、人員は増える一方でなのです。
中途採用を募集をかける理由の第1位は「業務量の増加」です。
業務量の増加の理由が
業務効率化を積極的に実施し、さらに業績も伸ばしているのであれば、
事業拡充等の前向きな理由であると捉えることができますが、
一方、外部環境の変化についていくための人員確保であるのならば、
業務改善への取り組みが、どの程度なされているのか？は重要なポイントとなります。
会社において、人は資産です。
人をどのようにマネジメントするか？を真剣に考える必要性は今後さらに求められます。
中途採用募集の時期を知る
中途採用における募集は
転職ならDODAの「中途採用が活発な月（1月の回答数を1.0とした場合）」調査によると
4月と9月がピークであり、一方、転職希望者は7月〜11月がもっとと増えます。
このような傾向が見られる理由はどこにあるのでしょうか？
募集については、新卒採用、新人教育の一段落後、
転職希望者はボーナス受取後、期の変わり目以降に動く事がみてとれます。
つまり、
7月〜9月が中途採用募集と転職希望者が共にピークとなる。
転職希望者は7〜9月（募集後即決定するわけではないので11月頃迄）を
ターゲットとする事が望ましいと言える。
確かに、転職希望者が増え競争率が高まってしまうデメリットはあるものの、
なによりも大切なのは、あなたの「強み」が活きるだろう会社との出会い。
タイミングのマッチングでもあるので、
最も中途採用募集が活性化する時期は逃さなと考えるのもひとつです。
「あなたの希望 ≠ 企業の求人」
この様に転職マーケットの傾向を知る事で
多少なりとも、あなたなりの考えで動く事も出来ます。
言い換えるなら「あなたの自身をマーケティング」する上では必然のリサーチ活動と言えます。
マーケティング理論に照らしあわせてみると
3C分析では市場、競合。SWOT分析では外部分析にあたります。
採用してもらう意識ではなく、
しっかりとあなたの「強み」を把握した上で戦略的に活動する事で
転職してよかったと思える状態、つまり成功を勝ち取ってください。