シェアハウスから考える価値の変化

シェアハウスとは?


シェアハウスをビジネスとする、スマートデイズに続き、
ゴールデンゲインも倒産しました。2018年に入り早くも2件目の倒産です。

 

株式会社東京商工リサーチ

東京商工リサーチが長年蓄積してきた企業情報、倒産情報および公開情報等に基づき、独自の視点に立った分析をレポートにまとめて…

 

 

昭和、お金のない学生が共有トイレ付きボロアパートで複数人で暮らす…
とは異なり、小奇麗なリビングにスタジオ付き…
言葉で説明するよりも見てもらったほうが早いので下記を参照ください。
https://www.oakhouse.jp/house/sharehouse

 

しかし、悪質なシェアハウスの実態もあるようです。

 

 

僕は、シェアハウスは「究極のシェア」だと思います。

提供されるスペースは無駄なく生活に苦のないレベルが一般的です。
キッチンやトイレ等のシェアだけでなく、
そもそも部屋にモノを置くスペースも限られてしまう。

限りなくあらゆるものをシェアする必要性が出てくる。

シェアハウスにミニマル志向者が集えば少なからず価値観は近いので、
生活を共にできるかもしれません。

シェアハウスへの呼び込み方が低価格だけを前面にだしていない

すると、お金の問題で住む人もいれば、そうではない人もいる。
しかも先程のサイトで「外国人」も対象としていることが確認できます。

そもそも、シェアハウスに住む理由が異なる可能性があり、
そうなると価値(価値観)が異なる人達が集う。

「所詮他人」と割り切れない日本人において、
シェアハウスの考え方は難しいです。

スマートデイズ、ゴールデンゲインの問題。
僕はシェアハウスのニーズが十分にあれば、ここまでの問題にならない。
ニーズがなく資金が回らないことが因子となって(もしかしたら想定の上で)
サブリースの仕組みから起きた問題と思います。

モノの価値の変革が起きている。


モノの価値には2つあると言われています。

所有価値…所有するだけで満足できる、利便性を得る価値。

使用価値…体験することで満足できる価値。

 

質問です!

あなたは、都会で100世帯のマンションを3000万円で購入しようと考えてます。

A.駐車場付。
B.駐車場無。シェアリングカー20台付。

どちらを購入しますか?

 

あなたはどちらを購入したいですか?

「A」は「車」を所有したいと思う「所有価値」が前提にあります。
ところが「B」については、「車」の所有は不要。
シェアリングカーがある=
「車」が使用できることで満足する
「使用価値」によるものです。

一昔前ですと、車はステータスの象徴でもあり、所有価値がありました。

最近、シルバーのプリウスを街で良く見かけます。
その理由は、燃費が良い、汚れが目立たない…と言った機能重視であり、
ステータスとは無縁です。所有価値がなくなったとまでは言えませんが、

車の価値の変革が起きている象徴的な現象だと思います。


先程の質問を友人等100人程度に質問しており、
結果は半数で分かれました。
意外にもシェアリングカーで良いと考える人が多いんだなぁと感じました。

 

 

シェアビジネスの種の見つけ方


所有価値→使用価値へシフトした考え方のひとつが「シェア」です。


UBER

先程のシェアリングカー付きのマンションの例からも

「車」を例として取り上げると、

・車を所有しているけれど、土日しか使わない。
 ※車を所有すると車体価格や維持費等含めると
  年間50万円程度の出費と言われてます。

・車を所有していないけれど、あったら便利。

両者のニーズを満たすビジネスモデルが

Uber」や中国版「滴滴」「快的」等のライドシェアサービス。


シェアを希望するニーズ所有物を有効活用したいと考えるニーズ
マッチングしたサービスとしてビジネス化した典型例です。


ライドシェアサービスのビジネスモデルの考え方こそが
新たなビジネスチャンスに繋がります。

「所有しているけれども、使用する機会が少ないもの」

に着眼すると容易に気付けます。

例えば人生においてのイベントに着目する。

そのイベントの頻度や期間を少しずつ広げていく。

冠婚交際に必要なモノ
趣味以前のアクティビティに必要なモノ
育児における各成長期に応じて必要なモノ 等

 

これらで必要とされるモノが安価であれば、
オークションの活用による大枠でのシェアに繋がる傾向が強く、

高価であればあるほどシェアビジネスになりやすい。

ちなみに、この考え方はBtoB企業にもあてはまります。

資産を囲い込み差別化するか?
いかに資産を有効活用するか?

 

究極のシェアビジネス


WEB超初心者の僕がブログの記事を書くことに専念できる理由は
サーバーやワードプレスの設定等に思考をとられない為。

それは、ココナラでスキルを持った人の力を借りれたから。
僕はココナラでワードプレス関連のスキルを購入させてもたいました。
それも色んな方から。 笑



ココナラというプラットフォームを考えた人はすごいと思います。
スキルを持った多くの人が、そのスキルを活かせない場合がある。

例えば、
イラストが上手い、エクセルが得意、声が綺麗、メイクが上手い、
占いが得意、WEBに詳しい、マーケティングが得意…

この様な「得意」としたスキルを売っているのです。

仕組みがしっかりしているので、スキルを売っている方が
真摯に対応してくれます。

形として表現しづらいスキルにお金を払うのです。

所有価値が薄れてきているのは「モノ」に対してのみで、
今回のスキルにしても、音楽配信サービスにしても、
使用する権利を「所有」する為にお金を支払っているのかもしれませんね。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

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