面接時の質問に対してロジカルに回答
面接において、想定される質問に対して回答の準備をしておくことは大切です。
確かに自分の棚卸をしておけば、大抵の質問に対して回答はできる状態です。
よって、自分の棚卸は必ず実施してください。
自分の棚卸をした上で、
あらゆる質問に対して、ロジカルに回答できるようにしておく。
質問に対して、複数の回答があるとするばらば、
「はい。〇〇については3点あります。1点目は…」
と回答する方が相手にも理解してもらいやすくなりますよね。
また、一般的な質問であれば良いのですが、
変化球を伴う質問、想定外の質問がくる場合があります。
そのような質問がなされ、動揺することで、その後の回答が崩れてしまう可能性もあります。
面接における質問事例
また、30代、40代の転職となるとマネジメントについての質問がなされます。
マネジメントについての考え方についても、事前に整理しておいたほうが良いです。
当ブログでもマネジメントについての記事を掲載していますので、参考にしてみてください。
一般的な質問例から、私自身が受けたことのある変化球を伴った質問例をあげます。
あなたは、以下の質問にロジカルに回答できますか？
各項目で下に行くほど、とっさの回答に苦労する質問になります。
自己紹介・自己PRに関する面接時の質問例
・自己紹介をお願いします。
・長所・短所を教えてください。
・あなたのスキルについて教えてください。
・仕事のやりがいは何処で感じますか？
・あなたにとって仕事とはなんですか？
・周りの方はあなたをどう評価していますか？
・ストレスには強い方ですか？
・大事にしている価値観、仕事の中で何を重視していいますか？
・大学、社会人、転職時にどのような意思決定をしてきましたか？
・あなたの考える「志」とは？「成長」とは何か？
自分の棚卸が出来ていれば、比較的簡単なカテゴリーの質問群です。
多少、変化球的な質問に対しては事前に準備しておけば問題ないでしょう。
職務経験や実績に関する面接時の質問例
・今迄の職務経歴を教えてください。
・今迄の仕事で大きな実績や成功した事を教えてください。
・今迄の仕事での大きな失敗やミスはありますか？
・これまでで最も厳しかった仕事はなんですか？
・これまで人間関係で苦労したことはありますか？その際どうされましたか？
・あなたの課題点について教え下さい。
・上司と意見が合わなかったことはありますか？どの際どうされましたか？
・具体的な業務内容（仕事の内容・ボリューム・関わる相手・投与時間、等）
・仕事内容について「上司から指示された仕事と自分から取り組んだ仕事を分けて」話してください。
・取り組みが成功したとお話されましたが、貴方の言う「成功の定義、状態」を教えてください。
・現時点でビジネスマンとして必要な事はなんだと思いますか？
こちらは自分の棚卸をどこまでやりこんだか？が問われる質問群です。
そして、あなたの強みをアピールできるチャンスでもあります。
ここにある即回答が難しそうな質問に対しては事前準備しておくことをおすすめします。
マネジメントに関する面接時の質問例
・あなたのマネジメントにおける経験を教えてください。
・課長（部長、係長）の役割について教えてください。
・部下に接することで心がけていることはりますか？
・個人とグループでやる仕事をどのように捉えていますか？
・現職場の事業に対してどんな提言を考えられるか？その提言を実現するためにどんな打ち手が考えられる？どんな障壁が存在するか？
・あなたが当社の社長だとしたら、なにができますか？
30歳以降は即戦力を求めてきます。とりわけ40代においては、
マネジメント経験についても問われます。
もしあなたが管理職ではないのでしたら、プロジェクトをまとめたことでも構いません。
その中で自身が考えるマネジメントについての考え方を事前にまとめてください。
40代にもなるとある意味「経営」視点で考え行動していることも求められます。
転職理由及び志望理由に関する面接時の質問例
・前職の退職理由は何ですか？
・転職活動をする理由を教えてください。
・前職を選んだ理由を教えてください。
・前職（現職）の仕事における不満はありますか？
・当社を選んだ理由を教えてください。
・当社以外を受けていますか？
・あなたが転職先を選ぶ基準を教えてください。
・当社の業界や製品やサービスをどうみてますか？
・あなたを採用するメリットを教えてください。
・当社の企業理念やビジョンに共感できますか？
・どのような視点で転職活動を行っていますか？
・当社についてどんな事を知っていますか？どのような企業だと思いますか？
・お調べになられた当社の社風に合うと思いますか？その根拠を教えてください。
自己都合による転職活動は基本はマイナス因子によります。
マイナスな発言をするならば、プラス志向面を前面にだすべきです。
また、志望動機はどこまで企業及び市場を調べられるか？が重要になります。
転職エージェントを介しているのでしたら、是非キャリアアドバイイザーに聞いてください。
しかし、にわか仕込みの知識はすぐに見抜かれます。
自身の持つ経験やスキルの共通点を見出した上での志望動機を中心に話することをおすすめします。
キャリアプランに関する面接時の質問例
・あなたのキャリアプラン、キャリアパスを教えてください。
・将来の夢を教えてください。
・あなたが当社でチャレンジしたいことはありますか？
・あなたが当社でどのような貢献できると思ってますか？
・あなたが今後みにつけたいスキルはありますか？
5年後、10年後、さらには20年後のあなたが描く自分の姿、
かならずイメージして、相手にも伝わる様に回答してください。
向上心が問われますので、良いマインドセットをしてください。
年収や就労条件、勤務地に関する面接時の質問例
・現在の年収、また希望年収は？
・残業や休日出勤についてどう考えますか？
・転勤は可能ですか？
・いつ頃から当社で働くことは可能ですか？
・自分の意に反する異動を命じられた時、どう考えますか？
基本は転職エージェントに確認できる質問もあります。
40代で家族がいる方でしたら、家族と事前に相談しておかなければなりません。
面接の最後「何か質問はありますか？」にどう対処する？
最後に聞かれるケースの多い「何か質問はありますか？」の逆質問要請。
「いえ、特にありません」
と回答することで、今迄のあなたの魅力を感じさせていたものが白紙になってしまう可能性があります。
この質問をする背景は、どれだけ興味関心を持っているか？の確認でもあるのです。
もし、上司になる方が面接をしているとすれば、
「いい質問するな！」と思わせる位の気持ちでいることが大切です。
例えば意欲をみせる質問例としていくつか例をあげます。
・採用していただいた場合、配属先はどちらになりますか？
・私の資格や語学力は活かせる可能性はあるとお考えでしょうか？
・何か事前に勉強しておくべきことはありますか？
・御社の〇〇事業についても関心ありますが、参加できる可能性はありますか？
どう思いますか？
実は30代、40代の転職において、このような質問はナンセンスです。
自分で考えてみた？と感じさせてしまいます。
例えば、勉強しておくべきことを聞くなら、
「〇〇を勉強しておこうと思っておりますが、〇〇さんが今、勉強しておこうとお考えになられることはなんでしょうか？」
このように、一度は考えてみた上での質問でなければ指示待ちと思われかねません。
また、30代、40代の転職においての、配属先や他事業に関する質問は
事前に転職エージェントの担当キャリアアドバイザーに確認しておくのもコツです。
転職エージェントは有効活用しましょう。
「何か質問がありますか？」に対しての質問の1つの方法として、
「相手がしてほしいだろう質問」を用意してください。
事業や製品、サービス等に限らず、社風についてでもいいのです。
面接官が管理職である以上は、
管理職ならではマネジメントに関する質問は共感できる部分があるので、おすすめです。
最後に面接官の名前は必ず覚え、質問する際には名前を必ず添えてください。
そして、相手の発言（気持ち）に沿う相づちや返事をしてください。
しかし、転職を成功させる本質は、あなたの強みが活き充実した仕事ができることです。
この逆質問を利用した、転職を成功させる考え方の記事も御覧ください。
30代、40代の転職となると、 既に10年以上のサラリーマンとしての経験を積んでいる状態となります。 その様な状況下で、…
いかがでしたか？
こんな質問の仕方しなくても…という内容もありますが、
ここに記載されている内容に対して準備できていれば。大抵の質問は問題ないでしょう！
あとは、如何に第一印象に気を使うか？会話にもちこめるか？です。
以下、記事も参考にしてみてください。